Carl Zeiss Tessar 45mm F2.8 修理記録

出品するレンズ「Carl Zeiss Tessar 45mm F2.8」は、ヤシカ／コンタックスM42のマウント形状をもっているため、ヤシカ／コンタックス規格のマウントアダプターを介して、ミラーレスカメラに取り付けることができます。

出品するレンズ

出品時のレンズの状態

出品にあたり、レンズ鏡胴の内部に組み込まれているガラス玉の表面に付着していたカビ・埃等を除去致しました。付属品はリアキャップのみです。

落下等による凹みはありません。経年使用下によるすれも少なく、気になる傷もありません。かなり綺麗なレンズではないかと思います。ヤフオク出品ページの写真をご参照下さい。

出品にあたり、レンズ鏡胴の内部に組み込まれているガラス玉の表面に付着していたカビ・埃等を除去致しましたので、出品時のレンズのガラス玉表面に付着物はありません。スカッと抜ける様な眩しいレンズに蘇っています。厳密に検査すると、カビ除去後の腐蝕痕が残っていますので、神経質な方のご入札はご遠慮下さい。この症状は、写真撮影に際し、全く影響はないと判断します。

フォーカス調整ダイヤルは、全駆動領域でムラなくスムーズに適度なトルク感で駆動します。

解放F値2.8～絞りF値22までの全領域でスムースに駆動します。ベアリングがプレート溝にはまるクリック型の絞り構造をしています。クリック感も丁度いいと感じます。

整備内容の説明

整備前のレンズの後玉レンズと、後玉レンズを取り外した後の本体側に残った前玉レンズのそれぞれのガラス玉表面にカビ・埃等が付着していました。また、後玉レンズ押えリングと本体との間に赤サビが見られました。整備前のフォーカス調整機構および絞り羽ユニット機構の２つの駆動機構に問題はありませんでした。

レンズ鏡胴内部にリヤ側からアクセスし、後玉レンズの表裏面、前玉レンズの裏面に付着しているカビ・埃等を除去しました。また、後玉レンズ押えリングと本体との間に見られた赤サビを除去しました。

整備後のレンズによる写真撮影

整備後のレンズ「Carl Zeiss Tessar 45mm F2.8」を、ヤシカ／コンタックス規格のマウントアダプターを介してソニーαNEX-5に取り付け、風景写真を撮影してみました。